間口を生かしたフレームデザイン 新築外構 Y様邸

坂井市 / 目隠し・フェンス

建築中に外構プランをご検討されていたY様ご夫妻
おうちの外観に合う外構デザインを探し求めてシャレスにご相談いただきました

ご要望のポイントになるところは、隠しすぎない目隠しデザイン
あまりガッチリ目隠しをせずに、でも視線が気にならないような感じがいいということでした
あとは、建築中に駐車に配慮して斜めにカットした玄関ポーチが気になるというお話もあったのでその部分も含めながら、素敵な空間に仕上がるようにデザインさせていただきました
まず、気になる玄関ポーチ、完成してからの画像です

玄関の壁と柱の間は1.2m程度ありますが一番上段の斜めのポーチ先と壁の間は970程度、1m切るくらいになります
実際に人が立てる幅が1mを切るくらいになるととても狭く感じてしまいます
この部分を気にならなくさせるために、3段目の追加した部分は外側に広げ空間を広く感じさせるようにしました

気になる斜めの部分は追加した角も同じく斜めにして、ポーチデザインの統一をしています
角を落としたところに植栽を入れ、バックで車を駐車する時の目安に
階段は正面のみでということで駐車スペースからの流れに細めの御影石で動線を作りました
門柱のタイルは、施主様の好きなイメージに合うものをたくさんあるカタログの中から抜粋し、そこから選んでいただきました

もう少し濃いイメージのタイルもお探しでしたが最終的にこの中からになりました
完成写真では伝わりにくいのですが現地で見てみると淡い合わせ方も素敵だなぁと感じさせられます

ダイニング前のお庭には、ベンチ程度のウッドデッキをご希望だったので三協アルミさんの『ひとときⅡ』を幅70cmに狭めて設置
玄関正面の窓にかからないようにしました

ここに座って見た景色がこちら
ここはキッチンダイニングの正面なので生活感が一番出やすい部分でもあります
食事をしている時にふと外を眺めたとき外に出てベンチで座ってくつろぐときなどにも視線が気にならないしっかりとした目隠しがあるといいですね
門柱と同じ高さで壁をつくり、外壁と同じ色で左官塗りし間には細格子を立て、風通しと圧迫感がないようにしました(いい事いっぱい舞い込むように7本)
格子の向こうに見えるコハウチワカエデの季節の変化が楽しみです

Y様邸の植栽は、大きいもの以外はお母様がご実家から持ってきて植えられたものです
こちらは「ミヤコワスレ」でしょうか
濃い紫の花が薄いベージュの壁に映えて…素敵です

お庭のシンボルツリーは「アオダモ」です
少し枝ぶりに特徴があるものを入れました
壁の前にアオダモ特有の幹の模様が引き立ちます

玄関のFIX窓側からの景色

長く伸びたフレームがお庭をより広く感じさせます
あまり重たくなりすぎないように…ということで リビング前には三協アルミさんの『Mグローリア』で軽く目隠しを入れました
背の高いパネルが 1枚だけだと、どうしても全体の統一感が失われるのでフレームを延長し、壁とのつながりを持たせています

間口が広~くて、田んぼに入らないと全形が撮れないのでイメージ図でどうぞ

Y様邸の左右をまたぐ細長い化粧壁と長く延長したMグローリアのフレームとが広い間口の空間を、さらに広く感じさせるようにデザインしました
今は建物の正面には田んぼが広がっていますが将来的に建物が増え、視線が気になるようになったらコーナーの部分にもう1枚パネルが入るように施工してあります

フェンスの境目には、「疋田石」の石積みでさりげない間仕切りを
植栽はこれから成長することも見込んで全体的にひとまわり小さめの物を入れました
「ジューンベリー」は落葉樹ですが、葉がフサフサと茂るので落葉期までは目隠しの効果もあります
春に花が咲き、実もたわわになり食べられるので最近はとても人気があります
Y様もさっそく第一回目の収穫を楽しまれたようです
紅葉もとってもきれいなので楽しみですね
フレームを折り返した部分は、道路からの目隠し対策として75角の格子材を入れています

アプローチ側から見ると壁との間の細格子と、Mグローリアに設置した75角の格子材がリンクして見えます

隠しすぎない、や
重たすぎない、を
壁やフェンスの位置取りや格子材の使い方で風通しの良い、動きのある屋外空間に仕上げました
イメージがこちら

そして完成がこちら
完成後、Y様にも大変喜んでいただけてSも喜びでいっぱいです
ありがとうございます
10年先、20年先、その先も
飽きのこないエクステリアデザインとしてどう変化していくのか…
とっても楽しみなY様邸です

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