バラや季節の草花を楽しむ庭　福井県大野市K様邸

季節ごとに咲く色とりどりの花たち。

その花の蜜を求めて、ミツバチが飛び、どこからか鳥のさえずりが聞こえて

心落ち着くゆったりとした時間が流れる庭。

日常の生活空間にそんな素敵な場所があったら・・・

ご紹介する庭は、そんな思いを込めてデザインしました。

交差点角地に庭スペースがあるため、車から見通しが悪くなると

申し訳ないという施主様の思いから、高木類の植栽とフェンス等で目隠しをせずに

バラと、季節の草花を楽しむための庭を作りました。

そして近くの幼稚園の園児たちが、散歩で横を通る時にも見て欲しいと

中低木と、草花、地被植物で構成しています。

草花を楽しむといっても、約20坪の広い庭スペースを管理するのはなかなか大変です。

特に雑草対策が一番の課題でした。

そこで、出来るだけ雑草が生えないように、低木草花まわりには全て防草シートでマルチングしました。

その上の空いたスペースには、針葉樹系のバークチップを敷き詰めて

更に雑草を生えにくくしています。

全体のデザインレイアウトは、水面に出来た2つの波紋が

少しずつ広がっていくようなイメージでデザインしました。

ご夫婦のやさしい人柄で出来た庭の波紋が、地域の人々にも伝わっていく

そんな思いも詰まっています。

砂岩系のサークルを中心に、手入れが楽な改良型コウライシバ「TM9」を張っています。

TM9は普通のコウライ芝に比べて、芝刈りの回数が約10分の1でオッケーなのです。

また面積も4坪ほどなので、雑草取りも少ない時間で出来るようになっています。

そのまわりを、石英岩系の乱形石で通路のように配置していて

外側のバラや、季節の草花をメンテナンスするのはもちろん

歩いて鑑賞することもできるようになっています。

K様にもとても喜んでいただきました。